「SWING AXIS / Ohira Tech – Gimbal Lock Free Technology」(特許出願中)は、これまでの光学式プラネタリウムが抱えていたジンバルロックによる不自然な動きを回避した、世界初の揺り籠式4軸制御技術です。
今後、新規納入するMEGASTAR-IIAにオプションで搭載することができます。
従来の3軸式の光学式プラネタリウムでは、ジンバルロックと呼ばれる現象により、ある特定の操作をすると動きが不自然になり、スムーズに星を動かせない現象が生じてしまうことがあります。これを回避するために、大平技研では独自の技術によりスターボールの下部に揺りかご式の4軸目を追加して、スムーズに星を動かせる世界初の新技術を開発しました。
これにより、特異点を通過する時に生じる不自然な動きを回避することができるほか、地上から宇宙に飛び出すようなシーンでもデジタルプラネタリウムから投影される背景イメージに光学式の星が高速でスムーズに追従することができます。
光学式とデジタル式を統合したハイブリッド形式の投影システムでは、これまで宇宙空間に飛び出すと光学式の星からデジタル映像による星に切り替えなければなりませんでしたが、「SWING AXIS」搭載機であれば、よりシャープでリアルな光学式の星をさらに多くのシーンで活用することが可能となります。