MEGASTAR-III(メガスター・スリー)は大型ドーム向けに開発された最新の光学式投影機です。MEGASTAR-FUSIONシステムとの連携が可能で、シリーズ最多である135個ものブライト・スター投影機を搭載しています。基本構造はMEGASTAR-IIAと同じですが、それに加えて3層からなる夕焼け投影機が本体下部に装備され、日の出と日没のシーンに自動的に連動します。主光源にはLEDを採用。
135個のブライト・スター は、それぞれ 個 別 に 調 光 することができ、MEGASTAR-FUSIONと連携することによって、デジタル映像に重なった星を自動で消したり点けたりすることができます。光学式の星空の美しさを追求しつつ、デジタルシステムとの併用にも優れており、これまでのプラネタリウムを越えた、リアルで変幻自在な空間表現を可能にします。
恒星投影数
100万~2000万個。 星座が見分けやすい100万個の星空から、双眼鏡を使って星雲星団を探すこともできる2000万個の荘厳な星空まで、ご自由にお選びいただけます。オプションで約12億個以上を投影する「GIGAMASK」も搭載可能です。
135個ものブライト・スター投影機
恒星の持つ固有の色と明るさを忠実に再現します。それぞれ個別にスムーズに調光、オン・オフすることができ、変光星の再現も可能。オプションで瞬き機能も追加できます。
ソリッドステート・シャッター
可動部なしの電子制御シャッターで、星空の任意の範囲をマスクしたり、任意の範囲のみ表示することが可能です。ソリッドステート・シャッターは水平ドーム、傾斜ドームのどちらにも使用でき、デジタル映像との相性が格段に良くなりました。
赤道部カメラ&レーザー
本体中央のベルト部分に、カメラとレーザーを搭載しています。恒星投影機の調整やデジタルプラネタリウムとの連動をより正確に簡単に行うことができます。
マニュアル・コンソール
オプションのマニュアル・コンソールを使えば、さらに操作性がアップ。動きや明るさの調整、惑星のオン・オフなどをアナログ感覚で操作することができます。
光学式プラネタリウムでは世界最多となる約12億個以上の星を投影する究極の超精密恒星原板です。
新規オーダーは勿論のこと、既存の「MEGASTAR-III」を「GIGAMASK」へアップグレードすることも可能です。
「GIGAMASK」は株式会社ソニーDADCジャパン(現、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ)との共同開発により生まれました。大平技研が保有するプラネタリウム技術と恒星データ処理技術、そしてソニーDADCジャパンが保有する超精密パターニング技術を集結。ソニーDADCジャパンのブルーレイディスクに代表される大容量高密度光ディスクマスタリング技術を駆使し、世界最小となる直径180nm(180ナノメーター=10万分の18mm)という極微穴加工技術の開発に成功しました。これにより1等星から20等星までの微光星を正確に再現することができ、全天に映し出される星の数は世界最多の約12億個以上。ギネス世界記録にも認定されました。