ドームに星空を映し出すプラネタリウム技術は日々進化を遂げています。緻密な星空を再現するMEGASTARを代表とする光学式プラネタリウム、演出機能を飛躍的に広めたデジタルプラネタリウム。そしてそれらを併用させたハイブリッド式など。大平技研は、さらにその未来を見据えた革新的なプラネタリウムシステムを生み出しました。次世代投影システム「MEGASTAR-FUSION(フュージョン)」(特許取得)です。
MEGASTAR-IIIに搭載することができます。
これは、緻密な星空を映し出す光学式の星空と多彩な演出ができるデジタル映像を文字通り融合(FUSION)させ、両者をシームレスに投影することができる、全く新しい発想の投影方式です。
既存のハイブリッド方式では、例えば夕焼けのシーンなどで、デジタルプロジェクターから投影された背景の稜線に光学式の星が重なって映ってしまうという不自然な映像が度々見受けられます。しかし大平技研は、キラリと光る高輝度の星たちはMEGASTAR-IIIに搭載された135本ものブライトスター投影機から、その他の星と映像たちはデジタルプロジェクターから投影するというユニークな発想で、この問題を解決しました。デジタル映像に重なった光学式の星は、ひとつずつ個別に超高速でオン・オフすることが可能です。
地上の景色や天体と、個別に瞬くシャープな星たちを今までにない次元で共存させ、風景まで含めて星を見上げるリアルな実感をそのまま再現することができます。例えば、大都会でビルの隙間にきらめく星。山林で星空を背景に黒く浮かび上がる山や木のシルエット。そして雲の中を上昇する旅客機から突如見られる、息をのむような星空など・・
FUSIONが描き出す「星のある風景」、未来の星空体験を、ぜひご体感ください。
仕組みや実際に投影されている様子は上部のビデオでご覧ください。
◆MEGASTAR-FUSIONのフライヤーはこちらからダウンロードできます。
光学式の星+デジタル映像がシームレスに融合
光学式のキラリと光る美しいほしたちを投影しながら、デジタル映像で多彩な演出をすることができます。
光学式の星が、デジタル映像に重ならない
通常のハイブリッド式投影では、デジタルプロジェクターから投影したデジタル映像に光学式投影機の星が重なって映ってしまうため、夜空に浮かぶ物体や宇宙空間に浮かぶ惑星のアップ、地球上の背景の稜線などに星が映り込んでしまし、実際にはあり得ない映像になってしまうことがあります。しかしFUSIONシステムでは、デジタル映像に重なった部分の光学式の星を高速でオン・オフできるため、このような不自然な現象が発生しません。
超高解像度による美しい映像
ドーム内に、12Kといったような超高解像の映像を投影することができます。