PRESS 2011.07.22
有限会社大平技研(代表取締役:大平貴之、以下大平技研)は、大型ドーム向けのプラネタリウム最新機種、MEGASTAR-IIA(ES)(メガスター・ツー・エー[イー・エス])を※1日立シビックセンター(茨城県日立市)の天球劇場に納入致しました。投影星数は1500万個で、同機種としては国内初、世界ではポーランドのコペルニクス・サイエンス・センターに次いで2機目となります。
リニューアルオープンは当初、2011年3月19日に予定されていましたが、直前の3月11日に発生した東日本大震災により被災したためオープン延期となり、このたび晴れてリニューアルオープンを迎えることができました。7月31日までは大人・小人とも入館無料のサービスを実施しています。
MEGASTAR-IIA(ES)は、プラネタリウムクリエーター・大平貴之(大平技研、代表取締役)によって生み出されたスーパープラネタリウム・MEGASTARシリーズのひとつで、20m級の大型ドームに対応するハイエンドモデルです。光源に極めて寿命の長い超高輝度白色LED光源を採用し、MEGASTARならではの美しくリアルな星空を再現しつつ、ランプ交換がほとんど不要で低ランニングコスト、業界初のソリッドステート・シャッター搭載といった特長を備えています。
名前に付いている「(ES)」は電子制御の「ソリッドステート・シャッター」を意味しています。ソリッドステート・シャッターは、これまで機械的なシャッターにより行われていた地平線下の見切り機能を可動部なしで実現したもの。星空はおおよそ1000余りの区画に分割され、それぞれを任意の明るさに設定することができます。水平館、傾斜館への対応やモード切り替えはもちろん、従来の重力シャッターや電動シャッターでは不可能であった、星空の任意の範囲をマスクしたり、或いは逆に任意の範囲を表示するといった演出も可能です。
今回は、プラネタリウム総合システム※2「プレアデスシステム」としての納入で、光学式であるMEGASTARから恒星を、デジタルプラネタリウムのUniview(ユニビュー)から星座線やCG映像を投影するハイブリッド構成となっております。
※1【日立シビックセンター】
〒317-0073 茨城県日立市幸町1-21-1
TEL: 0294-24-7711 FAX: 0294-24-7970
URL:http://www.civic.jp/
※2【プレアデスシステム】
進化した光学式プラネタリウムとデジタルプラネタリウムの統合による新世代の宇宙像を提供すべく、財団法人日本科学技術振興財団が事業協力企業を取りまとめて提供する総合的なプラネタリウムシステムです。従来の決まったシステム構成にとらわれず、デジタル・光学式プラネタリウムから、プロジェクター、投影レイアウト、番組・コンテンツまで、用途・目的に合わせた柔軟で最適な統合システムを提供しています。
参加企業は下記の通り―――
株式会社 アストロアーツ 有限会社 大平技研
株式会社 オリハルコンテクノロジーズ 株式会社 東京現像所
有限会社 天窓工房 株式会社 リブラ
URL: http://pleiades.jsf.or.jp/
【本件に対するお問合わせ先】
(有)大平技研
企画広報:大渡恵子
〒214-0034 神奈川県川崎市多摩区三田1-28-38 プレステージ1F
TEL: 044-931-5610 FAX: 044-931-5612 MOBILE: 080-1084-7367
URL: http://www.megastar.jp/
E-mail: keiko@megastar.jp (全角を半角に変えて送信してください)
プレスリリースのPDFはこちら→110722press_hitachi_civic_center.pdf