世界最多となる10億の恒星を投影するGIGAMASK搭載の「MEGASTAR-IIA」を、サンクトペテルブルクに新しく建築された超高層ビル「Lakhta Center(ラフタ・センター)」に設置しました。海外初のMEGASTAR-FUSION機能を含む2種類のデジタルプラネタリウムを装備する世界最先端のプラネタリウムシステムです。ラフタ・センターはサンクトペテルブルクのシンボルともいえる存在で、そのメインタワータワーの高さは462m。ヨーロッパ及びロシアで最も高い高層ビルになります。
ドーム中心に据えられた「MEGASTAR-IIA」は世界で初めての「GIGAMASK」搭載機です。ソニーDADCジャパン(現ソニー・ミュージックソリューションズ)との共同開発で生まれた究極の恒星原板「GIGAMASK」により、1等星から20等星までの10億個の恒星を余す事なく再現。人類が作り上げた最もリアルな星空をご覧いただけます。また、ドーム周辺部に設置された新開発の惑星投影機により、客席スペースがより広くなり、上映中も視界の邪魔になりません。MEGASTAR-IIはデジタル映像の上映中はリフトにより下に下がります。
光学式と完全連動するデジタルプラネタリウムは8Kの解像度を持ち、2種類のソフトウエアから成り立っています。天文シミュレーター「SpaceTime360」(Front Pictures社)との連動で、海外で初のMEGASTAR-FUSIONシステムを装備。加えてデジタルプラネタリウム「SkyExplorer」(RSA Cosmos社)とのハイブリッド投影も可能です。統合されたインターフェースにより、光学式とデジタル式の両機能をスムーズに操作できます。
ロシアプラネタリウム協会の会長、A.V.Lobanov氏は、この導入について以下のようにコメントしています。
「Russian flagship planetarium had chosen Megastar with a first in history billion star projection not only because of its unprecedented quality, but also because of its flexibility in hybridization with digital planetarium systems, where the new Lakhta planetarium in Saint Peterburg has two, Sky Explorer and Screenberry Spacetime.
ロシアの フラッグシップとなるプラネタリウム は 、歴史上初めて10億個の星の投影を可能にしたMEGASTARを選びました。それは、前例のない 高品質さのみならず、 サンクトペテルブルグに新設 されたラフタプラネタリウムにある Sky Explorer(RS A Cosmos社)、 Screenberry Spacetime (Front Pictures社)というふたつのデジタルプラネタリウムシステムとのハイブリッドにおける柔軟性も評価できるからです。」