世界最多となる約12億個の恒星を投影する超精密恒星原板「GIGAMASK」、および、これまでの光学式プラネタリウムが抱えていたジンバルロックによる不自然な動きを回避した、世界初の揺り籠式4軸制御技術「SWING AXIS / Ohira Tech – Gimbal Lock Free Technology」を搭載した新型光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR-IIA」を納入しました。
アストロアーツ社製のデジタルプラネタリウム「ステラドーム・プロ」とのハイブリッド構成で、光学式によるこれまでにないシャープでリアルな星空と、デジタルプラネタリウムがスムーズに融合した多彩な星空表現を実現しす。
また、光学式の太陽・月投影機に加え、新開発したドームエッジ設置型のXY方式惑星投影機も国内初設置。これまで光学式の惑星投影機はドーム中央に設置されていましたが、独自に開発したドームエッジ式により、客席スペースを圧迫せず、ドーム内のスペースをさらに有効活用することが可能です。
2022年12月1日(木)にリニューアルオープンしました。
納入した機材やシステムの詳細はプレスリリースをご覧ください。
2023年2月8日、同館に納入したMEGASTAR-IIAが、「世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機」としてギネス世界記録に認定されました!!
■認定された記録タイトル
「プラネタリウム投影機により投影された星の最多数(ワンオフ)※」
“Most stars projected by a planetarium projector (one off)”
※(ワンオフ):特注品等の意味
■大平技研からの投影星数に関するコメント
同館に納入した、超精密恒星原板「GIGAMASK」搭載のMEGASTAR-IIAの仕様としましては投影星数は「約12億個」となっております。
GIGAMASKを共同開発しているソニー・ミュージックソリューションズが、ブルーレイディスクに代表される大容量高密度光ディスクマスタリング技術を駆使して、世界最小となる直径180nm(180ナノメーター=10万分の18mm)の極微穴の加工に成功。これにより、1等星から20等星までの微光星約12億個を正確に再現しています。
今回のギネス認定では、星を数える方法に技術的な限界があり、数えることができた最低数として「少なくとも7億個の恒星」という記録となっております。