プラネタリウム・クリエーター。 大平技研代表取締役。
子供の頃から「太陽はだれのものか?」などと妙な質問ばかりして両親を困らせる。 植物、写真現像、ロケット製作、アニメーション作成、鉱物採集など様々なことに興味を示す。それらと並行して、小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、 大学3 年時に、個人製作は不可能と言われていたレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。ソニー(株)に就職後も製作を続け、 1998 年に従来の100 倍以上にあたる150 万個(完成形は170 万個)の星を映し出す「MEGASTAR(メガスター)」をIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表。2004 年には日本科学未来館に設置した、「MEGASTAR-II cosmos」(投影星数560 万個) がギネス世界記録に認定された。2005 年、(有)大平技研設立。ネスカフェ・ゴールドブレンドのTVCM に「違いを楽しむ人」として出演。国内外へのMEGASTAR 設置のほか、イベントプロデュースや音楽、アートとのコラボなどを積極的に行い、プラネタリウムの新機軸を確立。セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズは世界累計170万台(2021年2月時点)を超える大ヒット商品に。2012 年には全く新しい投影方式である「MEGASTAR-FUSION」を開発。2016 年、シリーズ初のパーソナルユース向け超小型「MEGASTAR CLASS」を発表。2018年、直径500m級の巨大ドームに投影可能な新型プラネタリウム投影機「GIGANIUM(ギガニウム)」を開発し、2019年には西武ドーム(メットライフドーム)にて1万人が同時鑑賞した史上最大プラネタリウムを実現。2023年、はまぎん こども宇宙科学館に設置した「MEGASTAR-IIA(GIGAMASK搭載機)」が「投影された星の最多数(ワンオフ)」としてギネス世界記録に認定された。
信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」。
2006年、文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)受賞
大阪芸術大学客員教授。
受賞歴:日本大学優秀賞、川崎アゼリア輝賞、日本イノベーター大賞優秀賞(日経BP 社)、BVLGARI ブリリアント・ドリーム・アワード2006、文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門) 、IPS(国際プラネタリウム協会) TECHNOLOGY & INNOVATION AWARD 2018