ABOUT アバウト

MEGASTAR

星空に包まれる感動を
宇宙の壮大な広がりに触れるときめきを

-----MEGASTARは、あなたが銀河系の住人であることを思い出させてくれるプラネタリウムです。-----

プラネタリウム・クリエーター 大平貴之によって生み出された、次世代のプラネタリウムシステムです。かつて、従来のプラネタリウムが再現するのは6~7等級までの恒星、およそ6千 ~3万個でした。それに対し、1998年にIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で初めて発表したMEGASTAR-Ⅰは、従来の100倍以上に相当する、11等級までの、150万個(完成形は170万個)もの恒星を投影し、プラネタリウムの世界に革命をもたらしました。その後、新機種が次々と誕生し、投影星数も光学式では最多で約12億個(「投影された星の最多数-ワンオフ-」としてギネス世界記録に認定)、デジタル式との融合であるMEGASTAR-FUSIONシステムを使えば理論上無限大にまで拡大しました。
それまでぼんやりとした雲のように表現されていた天の川を、世界で初めて、一粒一粒の星の集まりとして映し出したMEGASTAR。人間の視力では見分けられないけれども、確かにそこに存在して輝いている小さな星の一粒一粒。そのようなかすかな存在までをも忠実に映し出すことによって、本物の星空が持つ奥行きと広がりの再現を可能にしたのです。
MEGASTARの星空を見た人々が感動して涙を流すのは、生命の奥深くに秘められた宇宙の創造の神秘を、無意識に垣間見るからかもしれません。

  • リアルな星空

    投影星数はその名の通り100万個以上。従来は、天の川投影機からぼんやりとした雲のように再現されていた天の川を、世界で初めて完全に一粒一粒の星の集団で再現しました。「肉眼で見えない星まで映すことができるMEGASTAR」とよく評されますが、事実は「肉眼では識別できないような小さな星の一粒一粒を、あるがままの小さな点状の星として表現している」のがMEGASTARです。プラネタリウムの中でも、双眼鏡を使うと、昔、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を覗いたときのように天の川を小さな星の集まりとして観察することができます。実際の夜空さながらの天体観測も可能です。全てのメシエ天体を含む、170個以上の星雲・星団を探すこともできます。

  • コンパクトサイズ

    従来のプラネタリウムは何トンもするほど大型重量で、施設に設置された後は、そこを動くことはありませんでした。MEGASTAR はその常識を覆し、施設から飛び出して、これまで不可能と思われていたような様々な場所に星空を届けています。
    恒星投影機は非常に小型軽量で、シンプルな構成。観客の視界を妨げず、デジタルプラネタリウムと併用したときにも映像に大きな影を作りません。設置スペースもわずかです。
    イベント用の機種は持ち運びも可能で、エアドームを使ったモバイルプラネタリウム、アーティストのライブ、美術館での展示、商品発表会など、ジャンルを問わずご利用いただいております。

  • デジタルプラネタリウムとの連動・融合

    MEGASTAR は、デジタルプラネタリウムシステムとの連動にも最適です。MEGASTAR からは光学式ならではの美しい星空を、テキスト・星座絵・補助線などはデジタルプラネタリウムから投影することによって、あらゆるニーズに対応することが可能です。連動を容易にするオートジオメトリ機能、ソリッドステート・シャッター、ブライトスター個別調光機能、オープンネットワークインターフェースなどが備わっています。
    新開発の光学&デジタル融合投影システム「MEGASTAR-FUSION」を使えば、デジタル映像に光学式の星が重なることがない、更に精度の高い投影が可能です。

  • イージー・メンテナンス

    MEGASTAR は、業界で初めてシリーズ全機種の主光源に超高輝度LED (寿命約3 万時間)を採用。ランプ交換がほぼ不要で、安全かつ消費電力を抑えたエコロジー仕様です。また、回転部分のほとんど全ての送電部に、シール(密封)型スリップリングを採用。従来は欠かせなかった面倒な接点のクリーニングや交換もほとんど不要となりました。
    また、MEGASTAR-III、MEGASTAR-IIAには可動部品のないソリッドステート・シャッターを採用し、長期的な安定性と信頼性を提供しています。

大平貴之

プラネタリウム・クリエーター。 大平技研代表取締役。
子供の頃から「太陽はだれのものか?」などと妙な質問ばかりして両親を困らせる。 植物、写真現像、ロケット製作、アニメーション作成、鉱物採集など様々なことに興味を示す。それらと並行して、小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、 大学3 年時に、個人製作は不可能と言われていたレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。ソニー(株)に就職後も製作を続け、 1998 年に従来の100 倍以上にあたる150 万個(完成形は170 万個)の星を映し出す「MEGASTAR(メガスター)」をIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表。2004 年には日本科学未来館に設置した、「MEGASTAR-II cosmos」(投影星数560 万個) がギネス世界記録に認定された。2005 年、(有)大平技研設立。ネスカフェ・ゴールドブレンドのTVCM に「違いを楽しむ人」として出演。国内外へのMEGASTAR 設置のほか、イベントプロデュースや音楽、アートとのコラボなどを積極的に行い、プラネタリウムの新機軸を確立。セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズは世界累計170万台(2021年2月時点)を超える大ヒット商品に。2012 年には全く新しい投影方式である「MEGASTAR-FUSION」を開発。2016 年、シリーズ初のパーソナルユース向け超小型「MEGASTAR CLASS」を発表。2018年、直径500m級の巨大ドームに投影可能な新型プラネタリウム投影機「GIGANIUM(ギガニウム)」を開発し、2019年には西武ドーム(メットライフドーム)にて1万人が同時鑑賞した史上最大プラネタリウムを実現。2023年、はまぎん こども宇宙科学館に設置した「MEGASTAR-IIA(GIGAMASK搭載機)」が「投影された星の最多数(ワンオフ)」としてギネス世界記録に認定された。
信条は、「人間は可能は証明できるが不可能は証明できない」。
2006年、文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)受賞
大阪芸術大学客員教授。

受賞歴:日本大学優秀賞、川崎アゼリア輝賞、日本イノベーター大賞優秀賞(日経BP 社)、BVLGARI ブリリアント・ドリーム・アワード2006、文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門) 、IPS(国際プラネタリウム協会) TECHNOLOGY & INNOVATION AWARD 2018

略歴

  • 19700 歳

    神奈川県川崎市生まれ。

  • 198010 歳

    卓上ピンホール式プラネタリウム製作。

  • 198313 歳

    固体燃料ロケットの発射実験に成功。(黒色火薬、安定棒式)。

  • 199121 歳

    個人製作は不可能と言われたレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」完成。

  • 199626 歳

    日本大学大学院理工学研究科精密機械工学専攻を修了。
    ソニー (株)入社。

  • 199828 歳

    「MEGASTAR」 (投影星数150 万個、完成形は170 万個)をIPS ロンドン大会で発表。

  • 200030 歳

    スパイラル(表参道)で「MEGASTAR」国内初公開。

  • 200333 歳

    ソニー(株)退社。
    自伝的著書「プラネタリウムを作りました。」(エクスナレッジ)出版。
    MEGASTAR-I Phoenix(投影星数410 万個)を東急文化会館(旧五島プラネタリウム)閉館イベントで初公開。

  • 200434 歳

    川崎市青少年科学館にて「MEGASTAR-II Phoenix」通年公開開始。
    日本科学未来館と「MEGASTAR-II cosmos」を共同開発、同館に設置。
    「MEGASTAR-II cosmos」(投影星数560 万個)が「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」として ギネス世界記録に認定。

  • 200535 歳

    (有)大平技研設立。
    著書「プラネタリウムを作りました。」が「星に願いを~7畳間で生まれた410 万の星~」(主演:堂本剛/フジテレビ)としてテレビドラマ化される。
    世界初の家庭用光学式プラネタリウム「HOMESTAR」(セガトイズ)を発売。
    ネスカフェ・ゴールドブレンドのTVCM に「違いを楽しむ人」として出演。
    「大人の科学マガジン Vol.9 究極のピンホール式プラネタリウム」(学研教育出版)を発売。
    日本イノベーター大賞(日経BP社)優秀賞を受賞

  • 200636 歳

    「MEGASTAR-II」が「新日本様式」100 選(経済産業省)に選出される。
    文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)を受賞
    ブルガリ・ブリリアント・ドリーム・アワードを受賞
    業務用プラネタリウムとして世界で初めて主光源にLEDを採用した 「MEGASTAR-ZERO」開発。

  • 200838 歳

    プラネタリウム製作記が、高校英語教科書「Power On English II」(東京書籍)に題材として掲載される。
    IPS シカゴ大会で、当時世界最多投影星数2200 万個を誇る「SUPER MEGASTAR-II」を発表。

  • 200939 歳

    中型ドーム向けとして世界で初めてLED を搭載した常設用機種「MEGASTAR-IIB」を開発。

  • 201040 歳

    大型ドーム向けとして世界で初めてLED を搭載した「MEGASTAR-IIA」を開発。
    Nehru Planetarium ( インド・ニューデリー)に海外1 号機となる「MEGASTAR-IIB」を設置。
    森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52 階)にて企画展「スカイ プラネタリウム」開催。1 日当たりの最多来場者数を記録。

  • 201141 歳

    森アーツセンターギャラリーにて「スカイ プラネタリウムII」開催。
    AHHAA Science Center(エストニア・タルトゥ)に光学式としては世界初となる360 度全天球プラネタリウムを設置。
    富士川楽座に設置した「MEGASTAR-IIB」が「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」として新たにギネスワールドレコ―ズの認定を受ける。

  • 201242 歳

    光学式とデジタル式を融合させた新投影方式「MEGASTAR-FUSION」 を開発。かわさき宙と緑の科学館に設置。
    森アーツセンターギャラリーにて「スター・クルーズ・プラネタリウム」開催。「スカイ プラネタリウムI,II」と併せて累計66 万人以上を動員。
    世界初移動式全天球プラネタリウム「SPACE BALL」(テレビ東京主催)を開発プロデュース。東京国際フォーラムで34 日間にわたり開催され、全回満席(4 万人) 。当日券売り場に長蛇の列ができた。

  • 201343 歳

    世界初の光学& デジタル一体型の業務用超小型プラネタリウム「MEGASTAR-Jr.」を開発。
    劇団「宇宙食堂」により大平著書「プラネタリウムを作りました。」が舞台化される。

  • 201444 歳

    東京都現代美術館の企画展「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」に「MEGASTAR-II」によるアートインスタレーション「夢幻宇宙」を出展。
    世界最高解像度「12K MEGASTAR-FUSION」を千葉県立現代産業科学館にて公開。

  • 201545 歳

    「MEGASTAR」が「COOL JAPAN AWARD 2015」を受賞。
    世界最多となる 10 億個以上の星を投影可能な超精密恒星原板「GIGAMASK(仮称)」をソニーDADC ジャパンと共同開発。

  • 201646 歳

    MEGASTAR シリーズ初となるパーソナルユース向け超小型プラネタリウム「MEGASTAR CLASS」を開発。
    「プラネタリウム男」(講談社現代新書)を発売。

  • 201747 歳

    上海自然博物館で開催された企画展「星空之境~STARRY SKY ILLUMINATION」のメイン展示のひとつとして『Inner Cosmos』を出展。
    小~中型ドーム向け超小型軽量光学式投影機「MEGASTAR-Neo」を開発。

  • 201848 歳

    体感VRアトラクション『MEGASTAR JOURNEY(メガスター・ジャーニー)』 を企画監修。約3ヶ月にわたり東京タワーホールにて開催。
    IPS(国際プラネタリウム協会) TECHNOLOGY & INNOVATION AWARD 2018を受賞。
    直径500m級の巨大ドームに投影可能な新型プラネタリウム投影機「GIGANIUM」を開発。

  • 201949 歳

    新型プラネタリウム投影機「GIGANIUM」で直径200mを超える西武ドーム(メットライフドーム)の天井全体への星の投影に成功。史上最大プラネタリウムの実現で、約1万人が同時鑑賞した。

  • 202151 歳

    大阪芸術大学(写真学科)の客員教授に就任。

  • 202252 歳

    世界初の揺り籠式4軸制御技術「SWING AXIS」を開発。
    ドームエッジ設置型のXY方式惑星投影機を開発。

  • 202353 歳

    はまぎん こども宇宙科学館に納入した「MEGASTAR-IIA(GIGAMASK搭載機)」が「プラネタリウム投影機により投影された星の最多数(ワンオフ)」としてギネス世界記録™に認定。

開発HISTORY

  • 1979夜光塗料による星空

    9歳。夜光塗料を塗った紙を丸く切り抜いて、正しい位置に星座の形に貼り、天井から床まで部屋中をプラネタリウムのようにしてしまった。
  • 1981小学6年の時に書いた光学式プラネタリウムの設計図

    11歳。電話帳で調べたレンズメーカーからレンズを分けてもらい、光学式プラネタリウムの製作に初挑戦するも失敗。
  • 1984アニメーション2作目(航空アクションもの)

    14歳。セル画約1000枚を自分で描き、約3分のアニメーション作品を製作。中学2年時に初めて制作した宇宙戦争もの(約3分)に続く2作目。
  • 1986プラネタリウム2号機

    16歳。リスフィルム式 投影星数16,000個。
    高校2年の日大二高文化祭にて初公開。
  • 1988ロケットS-3型

    18歳。高校の卒業式でS-3型ロケットを打ち上げ、卒業証書を取り上げられる。最大到達高度500m。
  • 1990恒星原板露光装置「マイクロプロッター」

    20歳。100万個以上の星の投影を目指して開発された、コンピューター制御の露光装置。膨大な数の星をディスクに自動的に焼き付けていく。アストロライナーが完成したのは、このマイクロプロッター開発成功があってのこと。
  • 1998恒星原板露光装置「スーパーマイクロプロッター」

    28歳。MEGASTARの製作のために改良された露光装置。レーザーで最小7/10000㎜という極小の穴をあけていく。
  • 2004MEGASTAR-II Minerva

    34歳。32分割光学式、投影星数410→1000万個。
    知性を司る神の名に由来しており、Phoenixが復活させたプラネタリウムの新しい道筋を、Minervaが知性を持って導く意味を込めて命名。福岡のアートギャラリー「三菱アルティアム」にて”空間インスタレーション”という形式で初公開。まさにプラネタリウムの新しい可能性を切り開く門出にふさわしいものだった。
  • 2005MEGASTAR-II Titan

    35歳。32分割光学式、投影星数530→1000万個。
    愛知万博出展に向けて開発・製作された4号機。機構や制御系に大幅な改良が加えられ、耐久性や機能が大幅にアップ。愛知万博、日本橋HD-DVDプラネタリウム、みらい九州こども博など、博覧会級のロングラン公演で活躍。
  • 2008SUPER MEGASTAR-II

    32分割光学式、投影星数2200万個。
    イベント機として活躍するフラッグシップ機。IPS2008 シカゴで発表され、その星空の精細さは世界中のプラネタリウム関係者から称賛された。MEGASTARシリーズ最多の恒星2200万個(発表当時世界最多)を投影可能。
    13等星までの恒星、全てのメシエ天体を含む、140以上の星雲、星団、銀河が含まれており、双眼鏡でのぞけば、本物の夜空と見間違えるほどの精密さで、微細な星まで再現されている。
  • 2009MEGASTAR-IIA

    32分割光学式、投影星数最大2000万個※。
    直径10~23m対応の中・大型ドーム用常設機。大型ドーム対応機としては世界で初めて主光源にLEDを採用したメンテナンス・フリー設計で、世界各国に納入。常設用MEGASTARの主力機種。
    ※GIGAMASK搭載機は約12億個。
  • 2012MEGASTAR-III FUSION

    32分割光学式、投影星数最大2000万個※。
    直径15~30m対応の大型ドーム用常設機。大平貴之の原点とも言える、かわさき宙と緑の科学館に納めるべく開発。MEGASTAR-FUSIONシステムにも対応するよう135個ものブライト・スター投影機を搭載。3層からなる夕焼け投影機も装備。
    FUSIONシステムでは光学式の星とデジタル式の映像をシームレスに融合して、デジタル映像への光学式の星の映り込みを排除することに成功。
    ※GIGAMASK搭載機は約12億個。
  • 2013MEGASTAR-Jr.

    単眼光学式、投影星数500万個。北緯35度固定による日周運動。
    世界初の光学&デジタル一体型の業務用超小型プラネタリウム。横幅350㎜、重量7.5kgと超コンパクトながら、オーロラなどのデジタル画像も投影可能。観光列車「SL銀河」(JR東日本)や「RAKU SPA鶴見」の岩盤浴に納品。イベント用レンタル機としても活躍。
  • 2016MEGASTAR CLASS

    単眼光学式、投影星数100万個。北緯35度固定による日周運動。
    シリーズ初のコンシューマー機種として販売。病院や幼稚園、レストランなど、様々な場所で星空を気軽に映したいという多くのご要望に応えるべく、低コスト、簡単操作を念頭に開発。イベント用レンタル機としても活躍。
  • 2017MEGASTAR-Neo

    12分割光学式、投影星数標準100万個。
    直径5~15m対応の小・中型ドーム用常設機。球体部直径わずか320mmというウルトラコンパクトボディを実現。総重量はおよそ33kg(上部恒星球本体19kg+下部方位軸装置14kg、分割可能)。大人一人で簡単に持ち上げることができ、一般の宅配便でも輸送可能というこれまでにない特徴を備えるている。
  • 2022SWING AXIS

    世界初の揺り籠式4軸制御技術「SWING AXIS / Ohira Tech – Gimbal Lock Free Technology」(特許出願中)。3軸式の光学式プラネタリウムが抱えていたジンバルロックによる不自然な動きを回避し、ジンバルロックフリーのスムーズな動きを実現。地上から宇宙に飛び出すようなシーンでも背景のデジタルイメージに高速で追従することが可能。
    MEGASTAR-IIAのオプション機能。
  • 1980卓上ピンホール式プラネタリウム

    10歳。本の付録に改良を加え、段ボール紙で緯度変化可能な卓上ピンホール式プラネタリウムを製作。
  • 1983中学2年の時に書いた2段式実験ロケット設計図

    13歳。固体燃料ロケットの発射実験に成功。(黒色火薬、安定棒式)。
  • 1985プラネタリウム1号機

    15歳。ピンホール式、投影星数6300個。
    高校1年の日大二高文化祭にて初公開。
  • 1988ロケットS-4型

    18歳。大学1年の時に打上げに成功。到達高度推定500m。
  • 1988ターボジェットエンジン

    18歳。大学1年の時に自作を試みるも、試運転時に庭で大破し失敗。
  • 1991アストロライナー

    21歳。32分割光学式、投影星数32,000個。
    大学3年時に、個人製作は不可能と言われたレンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」を世界で初めて個人で完成させる。
  • 1998MEGASTAR-I

    28歳。32分割光学式、投影星数150万個→170万→410万個。
    自宅の7畳間で個人製作し、IPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表。原板が足りない状態(星数150万個)で発表したが、帰国後完成させ170万個に。その後更に改良され、410万個に。それまでのプラネタリウムが6000~3万個の星しか投影していなかったのに対して、世界で初めて150万個もの星を投影し、プラネタリウムの歴史を塗り替えた。
  • 2003MEGASTAR-II Phoenix

    33歳。32分割光学式、投影星数410→1000万個。
    MEGASTAR-IIシリーズの1号機で、真っ赤に塗装されたボディは、火の鳥をイメージしたもの。開発当時、日本で人気が一時的に低迷していたプラネタリウムの人気復活を願ってのこと。渋谷東急文化会館(旧五島プラネタリウム)の閉館イベントで初公開。見る角度により色が変わる特殊塗装*「マジョーラ」を初めて採用。
    (*「マジョーラ」は、日本ペイント(株)の登録商標)
  • 2004MEGASTAR-II cosmos

    32分割光学式、投影星数560→1000万個。
    2004年、シリーズ初の常設用機として日本科学未来館に設置。同年、「世界で最も先進的なプラネタリウム」としてギネスワールドレコーズの認定を受ける(当時の投影星数は560万個で世界最多)。
  • 2006MEGASTAR-ZERO(生産終了)

    4分割光学式、投影星数220~500万個。
    世界で初めてLED光源を採用した業務用プラネタリウム。直径27cm、重量11kgと、当時、業務用光学式としては世界最小。学習塾、モバイルプラネタリウム、プラネタリウムバーなどに納品。
  • 2008MEGASTAR-IIB(特注品)

    12分割光学式、投影星数500~1000万個。
    直径10~16m対応の中型ドーム用常設機。中型ドーム対応機としては世界で初めて主光源にLEDを採用したメンテナンス・フリー設計で、世界各国に納入。富士川楽座に設置した機種が2011年、「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」として ギネスワールドレコーズの認定を受ける。
  • 2012MEGASTAR-IIB FUSION専用機

    ブライト・スター投影機のみ搭載、投影星数62個。
    FUSIONシステム対応機としては唯一持ち運び可能で、FUSIONイベント用として活躍。IPSバトンルージュ、移動式全天球プラネタリウムイベント「SPACE BALL」(テレビ東京)などでも使われた。
  • 2015GIGAMASK

    ソニーDADC ジャパンと共に、プラネタリウムの投影恒星数で世界最多となる、10億個以上を実現する超精密恒星原板「GIGAMASK(仮称、ギガマスク)」を共同開発。大平技研が保有するプラネタリウム技術と恒星データ処理技術、そしてソニーDADCジャパンのブルーレイディスクに代表される大容量高密度光ディスクマスタリング技術を駆使し、世界最小となる直径200nm(200ナノメーター=1万分の2mm)という極微穴加工技術の開発に成功。
  • 2016NanoDimmer

    業務用プラネタリウム施設の厳しい要求に応える為、最新の回路技術を駆使して開発した、超広帯域LED調光装置。LED照明の調光は段階的でスムーズさに欠けるというのが欠点だったが、NanoDimmerは最大光束から1000万分の1という微細な光束まで、各色、無段階でコントロールでき、まるでまばゆい太陽のような輝きから、暗闇に微かにゆらめく蛍の光までを再現可能。特許取得。
  • 2018GIGANIUM

    従来の10倍以上となる、直径500m級の巨大ドームまで投影可能。
    光学式プラネタリウムとは全く異なった技術に基づく投影機で、新開発の超高輝度光源と、独自のミラー光学系(特許取得済)により、従来比1000倍に達する投影出力を実現。恒星の固有の色と明るさも正確に再現できる。
  • 2022ドームエッジ式惑星投影機

    ドームエッジ(ドーム周囲)に設置することを可能とした惑星投影機。これにより、客席スペースを圧迫せず、ドーム内のスペースをさらに有効活用することができる。